大文字五山送り火豆知識 Part.2 -知っておきたいこと-

□大文字を見るポイント□

大文字五山送り火は、点火してから鎮火してゆくまで
時間が非常に短い為、見るためのポイントは
無料で見る場合はどの山を見るのか絞り込むことで
有料で見る場合は多くの山が見える所を選ぶのかが
それぞれのポイントになると思います。

五山はおおむね京都の町の北方に位置しており
祇園祭が下京の町の人々の祭りであったのに対して
大文字の送り火は上京の人々の行事だったとも考えられています。

また御所の天皇から見えやすい山を選んで送り火がされたとも言われ
送り火が綺麗に見える場所としては、既に中世から鴨川で
見物したと文献に残っているとおり、現在でも丸太町通り以北の
鴨川、賀茂川、高野川にかかる橋の上から見るのが一番とされています。
中でもメインとなる大文字を見るには、今出川通りの
鴨川三角州にかかる今出川大橋からの眺めが最高だとされています。

無料で沢山見たい方は、京阪出町柳駅近くの「今出川橋」で
「大文字」を見てから高野川上流の「御蔭橋」で「法」を
チラッと見てから賀茂川の「葵橋」に移動して「船形」を
見るのがおすすめなのですが、移動の脚力が要りますので
万人向きではないかもしれません。

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護摩木について□

五山送り火には、持病を抱えている人が、自分の名前と
病名を書いた護摩木を、送り火の火床にくべると、
病が治癒するという言い伝えがあります。
護摩木は、それぞれの山で受付方法が異なります。

大文字  銀閣寺にて   15日・16日
船形   西方寺にて   5日〜16日
左大文字 金閣寺にて   15日・16日
鳥居形  化野念仏寺にて 13日〜16日

尚、妙法では護摩木の受付はありません。

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□各リンク□

▼大文字の謎について書かれています。
こちらからどうぞ

京都市観光協会のページ
こちらからどうぞ

▼大文字送り火に関する豆知識
こちらからどうぞ

▼各山の点火の時のことが詳しく書かれています。
こちらからどうぞ

▼大文字点火の動画
こちらからどうぞ


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